Glossary ・ 用語 ・ 紙片の日本史

応召(おうしょう)とは
——一枚の紙で、農家の息子が兵隊になる

意味

応召とは、国から届いた召集令状(しょうしゅうれいじょう)に応じて、軍隊に入ることです。

平時は畑を耕し、店を切り盛りしていた人たちが、この一枚の紙で、ある日、兵隊になりました。丸田年道も、北海道・上富良野の開拓農家の息子として、昭和十六年(一九四一年)、この応召によって旭川の部隊に入りました。

仕組み

丸田の日記は、その最初の夜から始まっています——「今日は初めての軍隊生活。此れからいよいよ一人前の軍人となる」。

二度、呼ばれることもある

応召は、一度きりとは限りませんでした。一度兵役を終えて家に戻った人も、必要になれば、また令状で呼び戻されます。田村義一は、その一人です。

栃木・小山の農家の次男だった田村は、中国の戦線に一度従軍し(実戦は経験せず)、いったん故郷に復員しました。そして昭和十八年(一九四三年)一月、二度目の召集で宇都宮の歩兵第二百三十九連隊に入り、ニューギニアへ送られます。二度目に呼ばれた紙が、彼を五千キロの島へ運んだのです。手帳に百首を超える歌を残したのは、その島でした。

この言葉が出てくる紙片

(今後、応召した人の紙片が増えるたび、ここに加わります。)


丸田年道 超詳細版 → 田村義一 超詳細版 → 歩兵第239連隊 →

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